部屋の中で一日中干していても、なかなか乾かないし、なんとなく湿っぽかったり。洗濯物の表面で繁殖した無数の雑菌のせいで、何ともいえない生乾きのニオイがしたり…。
洗濯物を室内に干すと、蒸発した湿気は室内に移り、夏場は畳やじゅうたんに吸込まれたり、冬場は窓の結露になったりします。
洗濯物1kgからは1時間当たり100~300ccの水分が放出されます。これはコップ1杯の水を部屋中に撒き散らしているのと同じなんです。
日本の湿度は年間平均68%。6月~9月は75%~78%もあります。ですから、部屋干しはただでさえムシムシしている室内を、さらに不快なジャングル状態にしてしまいます。なんとなく体がだるくなってくるのも、うなずける湿度の高さですね。
それだけではありません。室内の湿度が上がるとカビが増えそれを餌にするダニもどんどん増えてしまいます。
カビが発生する条件は高温多湿。その条件を温度15℃以上、湿度75%以上とするとこの条件を満たすのは、6月~9月の4ヶ月になります。
「シックハウス症候群」が増加しておりますが、その原因の代表がダニであることはあまりにも有名です。
ダニは温暖で多湿な条件で繁殖するため、高気密住宅の普及した日本では年間を通じてダニが存在しています。
コンデンス除湿機で湿度を40~60%に調整すればサラサラと快適になり、カビ・ダニの増殖を抑えることができるのです。