結露はなぜ起こるのか。結露を防ぐ方法は。
日常生活でも馴染みの深い「結露」という現象は、結露する部分の空気が露点を越えたためにおこります。
結露には「温度」と「水分(湿度)」が密接に関係しています。
冷たいグラスやビールジョッキにつく水滴も結露です。また冷凍庫でグラスを入れて冷やし、暖かい部屋に出してしばらくすると表面にたくさんの水滴が現れます。
これは、グラス表面の温度が室温より低く、その周辺の空気は当然0度近くになり、含まれきれない水分がグラスの水滴となって現れる現象と同じです。
結露は2種類ある!?
結露には、目に見えている結露(表面結露)と建物の内部で起こる結露(内部結露)の二つがあります。
「冷蔵庫から出した物の表面に水滴がついている」
「朝起きると窓ガラスの表面にびっしり水滴がついている」
「冬、締め切った部屋の中で鍋物やお湯を沸かすと窓などに水滴がつく。」
これらは全てそのものの表面に発生する表面結露と呼ばれるものです。
「内部結露、押入の床や壁のクロスからかびが生え、あるいはじとじと湿気ている。」
「畳をめくると畳の裏面と床がべたべたしている。」
これらは床や壁によく現れる、建物内部から発生してくるもので、内部結露と呼んでいます。